お口の健康を維持するためには、口腔内だけでなく口を動かしたり閉じたりする筋肉も大切です。次のようなお悩みをお持ちの方は、口を閉じる力が弱くなっている可能性があります。
吉原歯科医院では、このようなお悩みに対して医療器具「Mパタカラ」をおすすめしています。
※症状によって医療保険・介護保険を適用できます。
Mパタカラは口を閉じる力をつける医療器具です。口に装着し、ギュ っと3分間口をつぐみ続けるトレーニングをするだけで、舌と唇の筋肉を同時に強化します。また表情筋へ負荷をかけることによって、関連する筋力と機能を改善するという効果もあります。
【健康に影響する表情筋の衰え】
唇を閉じておくために必要な筋力は「遅筋」といい、細くて薄いためとても弱く衰えやすい筋肉です。唇を閉じているための筋肉と舌の筋肉は深く関係しており、口唇閉鎖力と舌挙上力の強さは比例します。この2つの力が弱くなると舌が気道のほうへと落ち、睡眠障害やいびき、無呼吸症候群、生活習慣病などを引き起こす危険性が高くなります。
エイジングケア
表情筋(遅筋)を正しく鍛えると、無意識にお口をポカンと開けてしまうということが改善されます。また、若々しい表情を維持する効果も期待できます。
鼻呼吸
唇と舌の筋肉が鍛えられることによって、寝ているときなど無意識のときでも鼻呼吸ができるようになります。質の高い睡眠をとることができ、身体の機能回復も実感していただけます。
唾液の分泌量が増える
鼻呼吸ができるようになるので、口腔内の唾液が蒸発する量を抑えられます。
脳機能の改善に効果
外傷性でない身体の機能不全は、脳の機能不全が原因であることがほとんどです。表情筋への正しい負荷によって脳機能の改善が可能です。
基本的には、Mパタカラを装着しギューっと3分間お口をつぐみ続ければOKです。1回3分、1日3回以上を継続して行ってくだ さい。また、Mパタカラを装着した状態で全身を使った運動をすればシェイプアップにもつながります。腕を上げてふくらはぎ・アキレス腱を伸ばす運動や、立ったまま上体をひねるストレッチをすると効果があるでしょう。
さらに、お口をギューっとつぐむだけでなく、装着したMパタカラを引っ張ることによって、二重顎、いびき、嚥下障害にも効果があります。たとえば、手前のロープを左右に5秒ずつ引っ張ることで、頬筋のストレッチに。手前のロープを斜め下に引っ張り、その対角線上にウインクする運動は、目の周りの筋肉に効果があり目がパッチリすることも。
いずれの運動も長い時間行う必要はありません。ストレッチは左右交互に5回ずつ、引っ張る運動は各5秒ずつで大丈夫です。
~唇の健康をチェック!~
以下に当てはまるものがあったら、口を自然に閉じる力が弱くなっている可能性があります。これらの症状はMパタカラトレーニングで改善できる可能性があるものです。チェックしてみましょう。
大人も子どもも全員チェック! | 赤ちゃんと子どものチェック! |
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食べこぼしがある むせることがある 口やのどが乾燥している いびきをかいている 朝起きたときに口臭やネバつきが気になる 寝付きが悪く夜中にも目が覚めてしまう 寝ているときに呼吸が止まることがある |
しっかりブラッシングしているのに虫歯になりやすい 食事の時間が長いうえに少食 寝ているときに口が開いている 寝ているときよだれが垂れている 姿勢が悪い いつも口がポカンと開いている 指しゃぶりをする |
大人のチェック! | シニアのチェック! |
便秘や冷え性 口内炎ができやすい 顔や首のしわやたるみが気になる 手や足がガサガサになりやすい 口の中を噛んでしまうことが多い |
入れ歯がすぐに合わなくなる 言葉が出にくくなった 飲みこむのがうまくできない 口の中が乾きやすい 一日中眠気を感じる |